日本大百科全書(ニッポニカ) 「表郷」の意味・わかりやすい解説
表郷
おもてごう
福島県南部、西白河郡(にししらかわぐん)にあった旧村名(表郷村(むら))。現在は白河市の南東部を占める地域。1955年(昭和30)、金鉱のあった金山(かねやま)村、白河関跡のあった古関(こせき)村、源義家(よしいえ)ゆかりの八幡(はちまん)神社のある社(やしろ)村が合併し、この地が白河城の南東にあたり表郷とよばれるところから新村名とした。2005年(平成17)東(ひがし)、大信(たいしん)の2村とともに白河市と合併した。国道289号が通じる。稲作のほか、葉タバコの栽培などを行う。大池はハクチョウの飛来地として知られる。
[渡辺四郎]
『『表郷村郷土史』(1966・表郷村)』