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要指示医薬品 ようしじいやくひん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

要指示医薬品
ようしじいやくひん

厚生大臣の指定により「注意-医師などの処方箋,指示により使用すること」と容器に表示される医薬品。薬局は処方,指示がなくては売ることができない。この指定を受けている薬は,化学療法剤 (有機ヒ素剤など梅毒スピロヘータにきく薬,アンチモン剤,塩酸エメチンサルファ剤,抗結核化学合成剤,抗生物質) ,副腎皮質ホルモン剤,各種トランキライザなどである。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

ようしじいやくひん【要指示医薬品】

薬事法の規定により、医師の処方箋なしで販売することを禁止されている医薬品。2005年(平成17)薬事法改正で「処方せん医薬品」に改称され、指定範囲も拡大された。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

要指示医薬品
ようしじいやくひん

薬事法の規定により医師、歯科医師、または獣医師から処方箋(せん)の交付もしくは指示を受けた者以外の者に対して販売、授与することを禁止した医薬品で、厚生労働大臣によって指定された。指定された医薬品には「要指示」または「注意――医師等の処方せん・指示により使用すること」の文字を容器または被包に表示しなければならないこととされていた。2002年(平成14)の薬事法一部改正により、要指示医薬品という区分は廃止され、かわるものとして「処方せん医薬品」が定められた。
 要指示医薬品の指定理由としては、抗生物質など病原菌に耐性を生じやすいもの、経口糖尿病用剤のように血糖値が下がりすぎると危険で、定期的に血糖値を計りながら使用するもの、また喘息(ぜんそく)の薬のテオフィリンなどのように有効量と中毒量が近いため絶えず血中濃度を測定しながら投与しなければならないといった、使用期間中に医学的検査を受けなければ危険を生じやすいもの、副腎(ふくじん)皮質ホルモン剤や抗癌(がん)剤など薬理作用が強く重篤な副作用が発現しやすいもの、トランキライザーや放射性医薬品など使用方法がむずかしいもの、などがあげられる。
 薬局で要指示医薬品を販売するときは「医師、歯科医師、または獣医師の処方せんまたは指示」を確認し、要指示医薬品を販売したことを記録し、その記録を2年間保存しなくてはならない、と定められていた。[幸保文治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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