江戸時代,武士が家族・親類の氏名,仕官先,本人との続柄などを書き連ねた文書。一類付(いちるいづけ)などともいう。仕官,婚姻などのとき提出・交換された。江戸時代の大名は,戦国大名以来の家柄をもつ一部の外様大名を除き,大半が近世初頭以降急速に家臣団を拡大したが,自己の家臣団内部で拡大再生産できず,とくに譜代大名は家臣団が流動的で,たえず新規の仕官を必要とした。また,旗本も家臣に渡り者が多かった。仕官に当たり,親類書は先祖書と並んで身上書の役割を果たした。近世武家社会では,家が社会の単位であり,家どうしの結合関係・家柄が個人のそれよりも尊重され,大名は家臣をみずからの〈家中〉として統制するため,家臣の親類関係あるいは他藩との交流を把握する必要があった。諸藩ではしばしば一斉調査を行い,全家臣に親類書を提出させている。現存する親類書は,このように提出させたものを,諸藩がつづったものが多い。
執筆者:根岸 茂夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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