デジタル大辞泉
「詣で来」の意味・読み・例文・類語
もうで・く〔まうでく〕【詣で来】
[動カ変]《「まいでく(参出来)」の音変化》
1 貴所や貴人のもとへやって来る。参上してくる。
「小野ふさもり―・きて、まうのぼるといふことを聞きて」〈竹取〉
2 (勅撰集などの詞書や、改まった会話・消息に用いる)「来る」「やって来る」の意を聞き手に対し、かしこまり丁重にいう。必ずしも、来る場所を敬っていうのではない。まいります。やってまいります。⇔罷る。
「あひしれりける人の(私ノモトヘ)―・きて、かへりにけるのちに」〈古今・春下・詞書〉
まで・く【▽詣で来】
[動カ変]「もうでく」に同じ。
「右の大殿よりいと恐しきことの聞こえ―・来しに」〈源・夕顔〉
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