試す(読み)タメス

デジタル大辞泉 「試す」の意味・読み・例文・類語

ため・す【試す】

[動サ五(四)]物事良否真偽能力程度などを実際に調べ確かめる。こころみる。「機械が動くかどうか―・してみる」「体力限界を―・す」
こころみる[用法]
[可能]ためせる
[類語]試みる実験試験試行小手調べ腕試し力試し運試し肝試し試走踏み絵トライテストエクスペリメント

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精選版 日本国語大辞典 「試す」の意味・読み・例文・類語

ため・す【試】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 実際にあたって、真偽、良否などをたしかめる。調べてみる。こころみる。
    1. [初出の実例]「修行といふはいか程の大事やらん、ためいて見ん」(出典:平家物語(13C前)五)
  3. 特に、武具類の強度や良否などを確かめる。
    1. [初出の実例]「且は鎧の金をもためし」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)
  4. 実際に人を斬って刀の斬れ具合を調べる。ためしぎりをする。
    1. [初出の実例]「時宗がくたり太刀の刃の程をもためし候はんずる物を」(出典:曾我物語(南北朝頃)一〇)

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