諦念(読み)テイネン

デジタル大辞泉 「諦念」の意味・読み・例文・類語

てい‐ねん【諦念】

道理をさとる心。真理を諦観する心。
あきらめの気持ち。
[類語]お手上げ諦める思い切る断念観念往生諦めギブアップくじける降参閉口辟易へきえき屈伏シャッポを脱ぐ途方に暮れる始末に負えない手に負えない手も足も出ないへこたれる参る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諦念」の意味・読み・例文・類語

てい‐ねん【諦念】

  1. 〘 名詞 〙 道理をわきまえてさとる心。また、あきらめの気持。断念。
    1. [初出の実例]「遊歴時代の精神は労作(Arbeit)と諦念(Entsagung)とである」(出典:ギヨオテ伝(1913)〈森鴎外〉四三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android