手に負えない(読み)テニオエナイ

デジタル大辞泉 「手に負えない」の意味・読み・例文・類語

え◦ない

自分の力では扱いきれない。手に余る。「―◦ないいたずらっ子」
[類語]てこずる苦労困る弱る参るきゅうするこうずる苦しむ困り果てる困りきる困りぬく困却する往生おうじょうする難儀する難渋なんじゅうする閉口する困惑する当惑する途方に暮れる手を焼く手に余る持て余す手が付けられない手が掛かる世話が焼ける始末に負えない始末が悪い・どうにもならない・如何ともしがたい度し難いぎゃふんお手上げ諦める思い切る断念観念諦念ていねん諦めギブアップくじける降参辟易へきえき屈伏シャッポを脱ぐ手も足も出ないへこたれる

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精選版 日本国語大辞典 「手に負えない」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に 負(お)えない

  1. 自分の力ではどうにもならない。処置に困る。手にあまる。手がつけられない。
    1. [初出の実例]「此方等が手にはおへぬ溝板」(出典:雑俳・卯の花かつら(1711))
    2. 「うぬが命を投げ長半、鎌倉へ、仕掛の転奕、手におへない首尾に成ったを」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)四)

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