手に負えない(読み)テニオエナイ

デジタル大辞泉 「手に負えない」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手に負えない」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に 負(お)えない

  1. 自分の力ではどうにもならない。処置に困る。手にあまる。手がつけられない。
    1. [初出の実例]「此方等が手にはおへぬ溝板」(出典:雑俳・卯の花かつら(1711))
    2. 「うぬが命を投げ長半、鎌倉へ、仕掛の転奕、手におへない首尾に成ったを」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む