豊受大神宮(読み)トヨウケダイジングウ

デジタル大辞泉 「豊受大神宮」の意味・読み・例文・類語

とようけ‐だいじんぐう【豊受大神宮】

三重県伊勢市の山田原にある伊勢神宮外宮祭神豊受大神雄略天皇の時に、丹波比治の真名井原から迎えられたという。皇大神宮内宮)と合わせて伊勢神宮と称する。渡会宮わたらいのみや豊受宮とゆけのみや外宮げくう

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精選版 日本国語大辞典 「豊受大神宮」の意味・読み・例文・類語

とようけ‐だいじんぐう【豊受大神宮】

  1. 三重県伊勢市豊川町にある伊勢神宮の外宮。祭神は豊受大神。天照大神(あまてらすおおみかみ)の御餞都神(みけつかみ)として雄略天皇の時に丹波国真奈井(京都府峰山町)から現在地に遷宮したという。中世度会行忠(わたらいゆきただ)が出て教学を起こして宣布に努め、伊勢信仰を盛んにした。皇大神宮(内宮)と合わせて神宮・二所大神宮といわれる。度会宮。止由気宮。とゆけだいじんぐう。とよけのだいじん。

とゆけ‐だいじんぐう【豊受大神宮】

  1. とようけだいじんぐう(豊受大神宮)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「豊受大神宮」の意味・わかりやすい解説

豊受大神宮
とようけだいじんぐう

伊勢(いせ)神宮の一つ。三重県伊勢市豊川(とよかわ)町に鎮座。皇大神宮(内宮(ないくう))に対して外宮(げくう)とよばれている。古くは度会宮(わたらいのみや)、豊受宮と称した。天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)の御饌都神(みけつかみ)、すなわち食物をつかさどる豊受大神(おおみかみ)(豊宇気毘売神(とようけびめのかみ))を祀(まつ)る。雄略(ゆうりゃく)天皇22年に丹波(たんば)国比治(ひじ)の真奈井原(まないのはら)(京都府京丹後(きょうたんご)市峰山(みねやま)町)より迎え祀ったと伝承する。

[鎌田純一]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豊受大神宮」の意味・わかりやすい解説

豊受大神宮
とようけだいじんぐう

三重県伊勢市山田 (→宇治山田 ) に鎮座。豊受宮 (とゆけのみや) ,度会宮 (わたらいのみや) ,外宮 (げくう) ともいう。もと丹波国比沼の真奈井原にあったが,雄略天皇の頃に現在の場所に移された。祭神はトヨウケノオオカミ (豊受大神)で,五穀豊穣,衣食住守護を司る。皇大神宮 (内宮) とともに伊勢神宮と総称される。

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事典 日本の地域遺産 「豊受大神宮」の解説

豊受大神宮(伊勢神宮外宮)

(三重県伊勢市豊川町279)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産指定の地域遺産。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「豊受大神宮」の解説

豊受大神宮
とようけだいじんぐう

伊勢神宮(いせじんぐう)

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世界大百科事典(旧版)内の豊受大神宮の言及

【伊勢神宮】より

…三重県伊勢市にある皇大神宮(図1)と豊受(とゆけ)大神宮(図2)の総称。前者を内宮(ないくう),後者を外宮(げくう)といい,両宮を併せて伊勢大神宮,大神宮,二所大神宮などとも呼ばれたが,現在では,神宮を正式の名とし,一般に伊勢神宮と呼ばれている。…

※「豊受大神宮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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