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負債比率 ふさいひりつdebt to net worth ratio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

負債比率
ふさいひりつ
debt to net worth ratio

自己資本に対して負債がどの程度あるかを示す比率で,負債 (他人資本) を自己資本で除して求める。自己資本を負債の担保として考えると,負債比率は 100%以下であることが要請されているが,日本の企業は自己資本に対し負債が多いので負債比率はきわめて高く,そのためしばしば借金経営といわれる。

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デジタル大辞泉の解説

ふさい‐ひりつ【負債比率】

自己資本に対する負債の比率を表す、財務指標の一つ。負債を自己資本で除して算出する。一般的に、負債比率が低い企業では十分な自己資本で安定した経営が行われていると判断できる。一方、負債比率が高くても業績が良ければ、少ない資本を負債で補って資本効率の良い経営が行われていると判断できる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

負債比率
ふさいひりつ

経営分析において企業財務の安全性もしくは健全性を示す指標の一つで、企業の資本構成を示すもの。企業経営においては、資本の調達方法は、株式会社の場合、株式の発行および利益留保の蓄積による自己資本によるものと、金融機関からの借入れや社債券の発行による他人資本によるものとに大別される。この自己資本と他人資本を対比した比率が負債比率で、次の算式によって計算される。

 企業活動の原点は自己資本であるから、その経営はこれを基盤とするべきことはいうまでもないから、負債比率は100%以下であることが望ましい。ただし、返済義務・期限のある他人資本との適切な構成を利用して最終的な利益率の向上を図ることも経営手法の有効な手段で、このような状況の分析と検討をレバレッジ(梃子(てこ))効果とよんでいる。また、いずれの資本調達を選択するか決定すること、すなわち適切な企業の資本構成の選択については、それらの調達コスト、すなわち資本コストを考慮することが肝要である。[東海幹夫]

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