販女・鬻女(読み)ひさぎめ

精選版 日本国語大辞典 「販女・鬻女」の意味・読み・例文・類語

ひさぎ‐め【販女・鬻女】

〘名〙 物売りの女。行商の女。ひさいめ。ひさめ。ひしゃめ。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
今昔(1120頃か)二八「しゃ顔は猿のやうにて、心は販婦(ひさきめ)にて有れば」

ひさ‐め【販女・鬻女】

壒嚢鈔(1445‐46)一「女を指てひさきめと云を、今ひさめと云なせり

ひさい‐め【販女・鬻女】

〘名〙 「ひさぎめ(販女)」の変化した語。〔観智院本名義抄(1241)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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