越州(読み)エッシュウ

デジタル大辞泉 「越州」の意味・読み・例文・類語

えっ‐しゅう〔ヱツシウ〕【越州】

越前えちぜん越中えっちゅう越後えちご総称
中国浙江せっこう紹興しょうこうに置かれた、時代の州。

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精選版 日本国語大辞典 「越州」の意味・読み・例文・類語

えっ‐しゅう ヱッシウ【越州】

[一] 越前(福井県北半部)、越中富山県)、越後新潟県)の総称。
[二] 中国隋代の州の一つ浙江省紹興(しょうこう)におかれる。名勝として有名な鑑湖があった。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「越州」の解説

えっしゅう【越州】

新潟日本酒本醸造酒「壱乃越州」、特別本醸造酒「弐乃越州」、特別純米酒「参乃越州」、純米吟醸酒「悟乃越州」、純米大吟醸酒「禄乃越州」などがある。原料米は千秋楽。仕込み水は蔵近くの朝日神社境内の湧水「宝水」。蔵元の「朝日酒造」は天保元年(1830)創業。所在地は長岡市朝日。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「越州」の解説

越州(えっしゅう)

新潟県、朝日酒造株式会社の製造する日本酒。本醸造生酒「雪げしき」、吟醸酒「桜日和」、純米大吟醸酒「禄乃(ろくの)越州」「悟乃(ごの)越州」、純米吟醸酒「参乃越州」、吟醸酒「弐乃越州」、特別本醸造酒「壱乃越州」などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「越州」の意味・わかりやすい解説

越州
えつしゅう
Yue-zhou; Yüeh-chou

中国,浙江省紹興県地方をいう。もと族の住地。漢代に会稽郡となり,隋代に越州となり,宋代には紹興府となる。酒,陶器産地として名高い。

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世界大百科事典(旧版)内の越州の言及

【紹興】より

…そののちも江南の後背地として機能し,五代の呉越国のように小国の国都となったこともあった。南宋のときは臨安(杭州)に国都があったが,北方の金が一時的に江南まで攻め込んだとき,臨安よりこの地(当時は越州と称した)に都が移され,そのとき年号を紹興(1131)と改元したことにちなんで,越州を紹興府と改めた。紹興の名はここに始まる。…

※「越州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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