身を退く(読み)ミヲヒク

デジタル大辞泉 「身を退く」の意味・読み・例文・類語

退・く

これまでの地位などから離れる。引退する。「現役から―・く」
[類語]辞める去る離れる退しりぞ退抜ける離脱する脱退する引退する辞任する離任する手を引く骸骨を乞う退会退団退部脱会脱党離党杯を返す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「身を退く」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 退(ひ)

  1. 身を後方に移す。後ろにしりぞく。
    1. [初出の実例]「殺るれども身をひかぬ物ぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一四)
  2. これまでしてきたことと関係を断つ。遠慮してかかわらないようにする。
    1. [初出の実例]「身を引けといはぬばかりでいじめるのか」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)三)
  3. これまでの地位などから離れる。引退する。
    1. [初出の実例]「堀川彦次は停年で、刑事という、彼の生涯の大部分をそれにあてた仕事から、身をひいた」(出典:男鹿(1964)〈田村泰次郎〉)

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