輸出組合(読み)ユシュツクミアイ

デジタル大辞泉 「輸出組合」の意味・読み・例文・類語

ゆしゅつ‐くみあい〔‐くみあひ〕【輸出組合】

輸出入取引法に基づいて設立された輸出業者の組合。不公正な輸出取引の防止組合員資金を貸し付けることなどを主な事業としている。

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精選版 日本国語大辞典 「輸出組合」の意味・読み・例文・類語

ゆしゅつ‐くみあい‥くみあひ【輸出組合】

  1. 〘 名詞 〙 輸出業者が輸出過当競争、不良品の輸出防止、不当な買付けからの防衛などを目的として設立する組合。昭和二七年(一九五二)の輸出入取引法に基づき、一定制限つきで認められている。

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百科事典マイペディア 「輸出組合」の意味・わかりやすい解説

輸出組合【ゆしゅつくみあい】

輸出業者が不当競争の防止,金融の円滑化等のために結成する組合。日本では1925年輸出組合法により創設,のち戦時統制機関となる。戦後1952年輸出入取引法により復活,価格・数量・取引条件の協定,市場開拓,苦情紛争処理等を行う。非営利,任意加入,平等な議決権等が設立要件。
→関連項目商工組合中央金庫

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸出組合」の意味・わかりやすい解説

輸出組合
ゆしゅつくみあい
exporters' association

輸出入取引法に基づいて結成された輸出業者の組合。輸入業者の組合は輸入組合 importers' associationという。組合の非営利性,組合員の加入脱退の自由や,議決権および選挙権の平等などが設立の条件となっており,事業内容としては,輸出入カルテルに関する協定を定め,所属員の順守を求めることのほか,輸出入に関する調査・斡旋,苦情・紛争の処理などを行なうこととなっている。

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