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通信工学 ツウシンコウガク

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デジタル大辞泉の解説

つうしん‐こうがく【通信工学】

電気信号によって音声や画像を伝達する技術を研究する学問。

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監修:松村明
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大辞林 第三版の解説

つうしんこうがく【通信工学】

音声・画像などの信号を電気信号にかえて伝送する手段について研究する学問。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

通信工学
つうしんこうがく
communication engineering

人間が自然にもっている能力を距離的にも時間的にも超越して相互に意志や情報の伝達を行う手段を研究するための工学の分野。
 歴史的に人は遠く離れた者と情報を交換するために各種の方法を発明してきた。それは、のろしに始まり、地中海と大西洋を3分間で結んだといわれるセマホールsemaphore(腕木(うでぎ))通信、モールス符号を用いる有線電信、A・G・ベルの発明になる電話へと発展していった。一方、J・C・マクスウェルの電磁波に関する数学的な理論、H・R・ヘルツによるこの理論の実験的証明が各国の研究者の意欲をかき立て、G・マルコーニが共振現象の重要性を認識するに及んで電波通信が実用の域に達したのである。現在ではラジオ、テレビジョンをはじめとしてレーダー、衛星通信、電波天文学、リモートコントロール(遠隔操作)、リモート・センシング(遠隔探査)に至る応用分野にまで利用が進んでいる。
 さらに、通信というものの論理的な構造を追求する情報理論のような分野もN・ウィーナーを始祖として研究され、情報工学という別の分野へと広がっていった。この技術はコンピュータや衛星通信技術の進歩に伴って、人類の生活構造をも変えかねない勢いで発達している。
 通信工学は従来、無線工学と並んで無線部門を除く有線部門の学問として狭義に解釈されていた時期もあったが、いまや通信工学、情報工学、無線工学、電子工学の間の境界はあまり画然としてはいない。とくに1970年このかた、物性工学や光学の分野ならびにメカトロニクスといわれる機械工学、制御工学の分野をも包含しないと通信の技術が成り立たないばかりか、ロケット工学、物理学、天文学に至る分野にまでかかわりをもつこととなる。その代表となりうるのは情報工学であるように考えられるが、一般に情報工学といわれている分野はコンピュータによる情報処理が中心と考えられるから、通信工学はもっと広い分野ではないかと考えられる。[石島 巖]

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