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過剰防衛 カジョウボウエイ

5件 の用語解説(過剰防衛の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

かじょう‐ぼうえい〔クワジヨウバウヱイ〕【過剰防衛】

正当防衛としてなされる行為が、防衛の程度を越えていると判断されるもの。違法行為ではあるが、情状によって刑が軽減・免除されることがある。→正当防衛

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百科事典マイペディアの解説

過剰防衛【かじょうぼうえい】

正当防衛の程度を越えた防衛行為。情状により刑を減軽または免除される(刑法36条2項)。

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大辞林 第三版の解説

かじょうぼうえい【過剰防衛】

〘法〙 正当防衛として必要な限度を超えた防衛行為。違法なものとされるが、情状により刑を軽減、または免除される。 → 正当防衛

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

過剰防衛
かじょうぼうえい

正当防衛」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

過剰防衛
かじょうぼうえい

急迫不正の侵害に対し反撃したが、防衛の程度を超えた場合をいう(刑法36条2項)。正当防衛とは異なり違法阻却事由にはあたらないため、無罪にはならないが、情状により、その刑を減軽または免除することができる。
 過剰防衛の要件は、(1)不正の侵害があること、(2)防衛の程度を超えたこと(過剰性)、(3)防衛の意思があること、(4)過剰性の認識があること、である。このうち、(2)と(4)がとくに問題となる。(2)に関して、急迫不正の侵害に対する反撃として、客観的に「防衛の程度を超えた行為」であることを要する。この「防衛の程度」について、判例には「必要最小限」という表現が用いられることがあるが、緊急避難の場合のように「唯一の方法」であることを意味しないし、その結果についても厳密な法益の均衡は要するわけではない。つぎに、(4)に関しては、このような過剰性について行為者が認識していることを要する。したがって、反撃にあたって過剰性の認識がなく、相当な防衛行為をするつもりで誤って過剰な結果を惹起(じゃっき)した場合は、誤想防衛の一種として過失犯が成立するに過ぎない。[名和鐵郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の過剰防衛の言及

【正当防衛】より

…この点で,緊急避難の場合と異なっている。しかし,ごく軽微な法益を守るために重大な法益を侵害するときは,もはや正当防衛ではなく,過剰防衛とされる。この場合は,違法性は阻却されず犯罪は成立するが,非難可能性・責任が減少するので刑を減軽または免除することができる(36条2項)。…

※「過剰防衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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