道産子(読み)どさんこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

道産子
どさんこ

北海在来の北海道和種と呼ばれる。蒙古馬起源とする。体力強健で,粗放な管理に耐え,明治以後の北海道開拓に貢献した。体格は比較的小格であるが,輓馬としての能力は高く,乗用馬としても使用される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

道産子
どさんこ

哺乳(ほにゅう)綱奇蹄(きてい)目ウマ科の動物。同科の一種ウマの一品種で、北海道渡島(おしま)地方を中心として生産される北海道和種である。体高1.32メートル、頭は大きく頸(くび)は深くて短い。鬐甲(きこう)は低く尻(しり)は短く傾斜し、後肢はX状肢勢、つなぎは立ち、ひづめは堅牢(けんろう)である。側対歩をするものが多い。頑健で粗食に耐え、寒さに強い。このウマは、江戸末期にニシン漁の始まりとともに北海道に渡った東北地方の南部馬が、漁期の終了後現地に置き去りにされたものの子孫で、苦しい試練に耐えて生き繁殖した歴史を経て成立したものである。性質は温順で、持久力と速度に富む。

[加納康彦]

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精選版 日本国語大辞典の解説

どさん‐こ【道産子】

〘名〙 北海道産の馬。また、北海道で生まれた人。
※いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉三「内地の馬とちがって、脚が短く、小柄なこの道産子(ドサンコ)(━北海道生れの人間のこともそう言うが)は」

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