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遺伝子診断(がんの) いでんししんだん/がんのいでんししんだん genetic diagnosis

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知恵蔵2015の解説

遺伝子診断(がんの)

遺伝子の検査でがんを診断すること。PCR(polymerase chain reaction=DNAポリメラーゼ連鎖反応)法により、ごく少量の材料からでも正確に遺伝子を診断することが可能になった。遺伝性がんの場合、血液細胞などから原因遺伝子を検出することにより、発病前に確定診断をすることができる。例えば、大腸に次々にポリープが発生してがん化する家族性大腸ポリポーシスの場合、その原因遺伝子であるAPCがん抑制遺伝子を検出・診断することで、早期に対策を立ててがんから守ることができる。また、塩基配列が個人間で異なる部分、1塩基多型(SNP:single nucleotide polymorphism)を検出すると、個人差を診断できる。がんになりやすさ、薬剤の効きやすさ、副作用感受性などを前もって知ることが可能となる。このような診断・治療法は、一人一人の個性に合った治療という意味で、オーダーメード治療、あるいはテーラーメード治療と呼ばれる

(黒木登志夫 岐阜大学学長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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