遽然(読み)キョゼン

デジタル大辞泉 「遽然」の意味・読み・例文・類語

きょ‐ぜん【×遽然】

[副]にわかであるさま。突然。
「忽ち耳を貫く喧囂けんごうに、彼は―其眼を開いたのである」〈木下尚江良人の自白
[類語]突然打ち付けぶっつけにわか出し抜け急遽きゅうきょ短兵急不意忽然俄然突如いきなり不意にふと矢庭に

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遽然」の意味・読み・例文・類語

きょ‐ぜん【遽然】

  1. 〘 副詞 〙 あわてるさま。にわかであるさま。突然。
    1. [初出の実例]「静軒居士、病劇し。遽然として且に死んとす」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    2. [その他の文献]〔陳師道‐思亭記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「遽然」の読み・字形・画数・意味

【遽然】きよぜん

おどろくさま。〔管子、軽重丁〕桓遽然としてちて曰く、然らば則ち之れを爲すこと奈何(いかん)せんと。

字通「遽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android