共同通信ニュース用語解説 「都塚古墳」の解説 都塚古墳 奈良県明日香村にある古墳。毎年元旦に金の鶏が鳴くという伝説から「金鳥塚きんちょうづか」の別名を持つ。横穴式石室には大型の家形石棺があることが知られており、1967年に関西大が発掘、土器の破片、鉄製品などが見つかったほか、木棺が追葬されていたことも判明した。現在、石室の入り口は施錠されているが、柵越しに石棺の外観を見学できる。石舞台古墳から徒歩約15分。更新日:2014年8月13日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「都塚古墳」の解説 都塚古墳みやこづかこふん 奈良県:高市郡明日香村坂田村都塚古墳[現在地名]明日香村大字坂田小字ミヤコ石舞台(いしぶたい)古墳より南南東四〇〇メートル、飛鳥川上流の冬野(ふゆの)川を隔てた対岸に位置する。金鳥(きんちよう)塚ともいわれ、金鳥説話を伝えている古墳の一つである。昭和四二年(一九六七)に明日香村によって調査された。墳丘の現状は不整形な台形状となっていて、円墳とも方墳ともみられる状態で、本来は一辺二八メートル程度の方墳ではなかったかと考えられている。内部主体は両袖式の横穴式石室で南西に向かって開口している。花崗岩の巨石を積上げた玄室は長さ五・三メートル、中央部幅二・八メートル、高さ三・五五メートル。玄室内には凝灰岩製の刳抜式の家形石棺が安置されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by