コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

酸性肥料 サンセイヒリョウ

百科事典マイペディアの解説

酸性肥料【さんせいひりょう】

土壌を酸性化しやすい肥料。水溶液が酸性反応を示す化学的酸性肥料と,そのままでは中性であるが,植物が吸収した後に副成分が残りそれが酸性を呈する生理的酸性肥料がある。
→関連項目肥料

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

さんせいひりょう【酸性肥料】

その水溶液が酸性か、または作物に吸収されたのちに土壌が酸性になる肥料。過リン酸石灰・硫安・硫酸カリなど。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

酸性肥料
さんせいひりょう

肥料を水に溶かしたときに水溶液の反応(pH)が酸性を呈する肥料。肥料の酸性は、肥料配合や化成肥料の製造の際、あるいは施肥に伴う土壌反応の変動を考えるうえに重要な性質である。実際の農業においては、肥料そのものは酸性でなくても、植物根による不均衡な養分吸収の結果、跡地土壌が酸性となる生理的酸性肥料も、土壌反応の変動のうえでは酸性肥料と同じ作用をもつ。
 酸性肥料には、リン酸第一アンモニウム、リン酸一カルシウム、リン酸一カリのような酸性塩、過リン酸石灰、重過リン酸石灰のような主成分は微酸性を示すにすぎないが、製品中に遊離の酸を含むもの、グアニル尿素のような強酸と弱塩基の塩がある。また生理的酸性肥料としては、硫安、塩安、硫酸カリ、塩化カリ、下肥などがある。日本の土壌は改良が進んで酸性土壌は少なくなったが、多くの肥料が酸性もしくは生理的酸性肥料であるので、ときどき石灰を施し、土壌の酸性を中和する必要がある。[小山雄生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

酸性肥料の関連キーワード過リン(燐)酸石灰硫酸アンモニウム過リン酸石灰硫酸カリウム塩基性肥料配合肥料カリ肥料石灰肥料酸性土壌かりん作物塩安

今日のキーワード

跋扈

[名](スル)《「後漢書」崔駰伝から。「跋」は越える意、「扈」は竹やな》魚がかごを越えて跳ねること。転じて、ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。「軍閥の跋扈」「悪辣な商売が跋扈する...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android