デジタル大辞泉 「野面」の意味・読み・例文・類語
の‐づら【野面】
2 山から切り出したままで加工してない石の表面。また、その石。
3 恥を知らない、あつかましい顔。
「此処等から一番―で
[類語]野原・原・野・平原・
…城郭の石垣の古いものは,大割りした石をそのまま積み,石の大きさはふぞろいで,すき間が大きく,こう配も緩い。これを野面(のづら)と呼んだ(図1)。しかし,城郭の大規模化とともに,城壁の出隅のように構造および防御上の弱点となる部分から,しだいに精密に加工した石材が用いられはじめ,高く急こう配の石垣が生まれた。…
※「野面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」