結婚して50年目を、夫婦そろって祝う式のこと。夫婦で長い人生を乗り越えてきた意義を、家族・親族・知人などを招いて祝う。おもに父母や祖父母のために、子供や孫が主催して祝う会を催す。結婚式を祝う風習は、ドイツで始まり、その後ヨーロッパ全域に広まった。1624年に銀婚式、1860年に金婚式が行われたのが最初である。招かれた人は、お祝いにこの会のシンボル(金)にちなんだ品、また対(つい)になったものなどを選んで贈る。たとえば、金の入った蒔絵(まきえ)の漆器、金杯、金を絵柄に使った紅茶茶碗(ぢゃわん)などが喜ばれる。当事者は、引出物として、袱紗(ふくさ)、金のスプーン、祝い菓子などを用意し、内祝ののし紙をかけて配ったりする。最近は金の紙に包んだチョコレートなどもよく使われている。
[石川朝子]
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