鉄火巻(読み)テッカマキ

デジタル大辞泉 「鉄火巻」の意味・読み・例文・類語

てっか‐まき〔テツクワ‐〕【鉄火巻(き)】

マグロ赤身におろしワサビを添えたものをしんにした、細いのり巻きずし。
[類語]握り鮨散らし鮨五目鮨ばら押し鮨巻き鮨手巻き鮨海苔巻き河童巻き稲荷鮨茶巾鮨れ鮨姿鮨

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精選版 日本国語大辞典 「鉄火巻」の意味・読み・例文・類語

てっか‐まきテックヮ‥【鉄火巻】

  1. 〘 名詞 〙(まぐろ)切り身とおろしたわさびを芯(しん)にして巻いた海苔(のり)巻き。鉄火。〔現代用語辞典(1925)〕

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百科事典マイペディア 「鉄火巻」の意味・わかりやすい解説

鉄火巻【てっかまき】

マグロの刺身を芯(しん)にしたのり巻鮨(ずし)。マグロは棒状に切り,おろしワサビをそえる。鉄火場賭博(とばく)場)の簡易食として始まったのにちなむという。
→関連項目すし(鮓/鮨)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鉄火巻」の意味・わかりやすい解説

鉄火巻
てっかまき

まぐろの刺身を芯にした海苔巻鮨。まぐろは拍子木形に切り,おろしわさびを添える。明治中期に鉄火場 (賭博場) で勝負をしながらの簡易食として多く用いられたところからこの名があるという。

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世界大百科事典(旧版)内の鉄火巻の言及

【すし(鮓∥鮨)】より

… 巻きずしには,ノリ巻,卵巻などがある。関東ではノリ巻が多く,かんぴょうを入れて細く巻くのが基本で,マグロを芯にしたものを鉄火巻,たくあん漬などを用いたものを新香巻,生のキュウリを使ったものをかっぱ巻などという。関西ではノリ巻,卵巻がともに愛好され,芯には卵焼き,シイタケ,かんぴょう,凍豆腐,ミツバその他を取り合わせて用い,太巻にする。…

※「鉄火巻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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