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鉱山測量 こうざんそくりょうmine surveying

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鉱山測量
こうざんそくりょう
mine surveying

鉱山で探鉱,鉱量計算,採鉱,施設の計画,操業に関連して行う測量。およそ次のように分けられる。 (1) 坑外 (地表) 測量 鉱区の境界,鉱区内外の諸点の位置の測量で三角測量,トラバース測量,水準測量,写真測量,スタジア測量,平板測量などの方法がある。 (2) 坑内 (地下) 測量 坑道,採掘場,既採掘,未採掘の鉱床部分などの状態を明確にし,埋蔵鉱量などを求めて,採鉱,運搬,通気,排水などの計画を適切にするための測量。坑内は暗く,狭いので,特殊な機器や方法が用いられる。 (3) 坑内外連絡測量 坑外の地形,地質,施設と坑内の坑道,採掘場などがどのような関係にあるかを知るための測量。地表の基準点から水平坑道,斜坑,竪坑などの坑道に沿って測量し,坑外測量と坑内測量を連絡する。

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百科事典マイペディアの解説

鉱山測量【こうざんそくりょう】

鉱山で探鉱地質調査,埋蔵量決定,採鉱計画などのために行われる測量。鉱区境界線測量など坑外測量もあるが坑内測量が主となる。したがって狭く屈曲した高温多湿の坑道,磁性鉱物による磁針の誤差など特殊条件下にあるため,トランシット,掛けコンパスなどの小型器械しか使用できず熟達した技術が要求される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鉱山測量
こうざんそくりょう

鉱山に関する測量で、坑外測量、坑内測量および坑内外連結測量に分けられる。坑外測量には、鉱区の境界測量、鉱区内外の地形測量、坑口、露頭その他坑外主要設備位置測量などがある。これらは一般のトランシット、レベルあるいは平板などを用いて行われる。坑内測量には、掘進坑道・採掘場の進展測量、向い掘り坑道の貫通測量、鉱床の採掘範囲・未採掘範囲、炭層の走向・厚さ・層間隔など鉱量計算資料の測量、断層の方向・傾斜・落差・褶曲(しゅうきょく)の状況など坑内の地質構造を明らかにする測量、坑内運搬・通気・排水などのための測量がある。狭い坑内では普通のコンパスのかわりに各測点間にロープを張ってこれにハンギング・コンパスをかけ、傾斜角および方位角を測定する。坑内外連結測量は、立(たて)坑または斜坑などの坑口を経て、地表に対する坑内の位置を正確に決定する測量である。坑内外の測量結果を製図したものを鉱山図または保安図という。[房村信雄]

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