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鉱石ラジオ コウセキラジオ

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デジタル大辞泉の解説

こうせき‐ラジオ〔クワウセキ‐〕【鉱石ラジオ】

鉱石検波器同調回路だけからなる簡単なラジオ増幅回路がないのでイヤホーンで聞く。鉱石式受信機

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大辞林 第三版の解説

こうせきラジオ【鉱石ラジオ】

同調回路と鉱石検波回路のみから成る簡単な受信機。増幅回路はなく、イヤホンで聞く。鉱石式受信機。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鉱石ラジオ
こうせきらじお
crystal radio

方鉛鉱、黄鉄鉱、黄銅鉱などの鉱石の整流作用を利用して検波を行わせる、もっとも簡単な構造のAMラジオ受信機(AM=振幅変調amplitude modulation)。日本ではラジオ放送開始の1925年(大正14)から1930年代にかけて実用された。鉱石ラジオは、コイル可変コンデンサーからなる同調回路で電波を捕捉(ほそく)し、鉱石に金属針または金属のスプリングを接触させ、その整流作用を利用して音声信号に復調し、イヤホンを働かせる。この受信機は安価であるが、機械的、電気的に不安定なこと、増幅作用をもたないため、スピーカーを駆動するほどの出力が得られないなどの理由から、真空管式ラジオにとってかわられた。さらにラジオ受信機は、半導体技術の発達により、他のエレクトロ機器とともにトランジスタ化、集積回路化へと進み、回路形式も直接検波方式からスーパーヘテロダイン方式にと発展し、今日に至っている。鉱石ラジオの欠点の一つである、鉱石と針の接触による不安定さは、この部分をゲルマニウムダイオードやショットキーバリアダイオードで置き換えれば解消される。ゲルマニウムダイオードを使った鉱石ラジオは、ゲルマラジオの名で広く使われた。鉱石ラジオは、放送電波の受信から音声信号が得られる過程を理解しやすいため、中学校における理科、職業の実習などで現在でも利用されており、趣味として楽しむ人も多い。また、電源いらずでラジオ放送を聞くことができるので、災害時に有用である。[木村 敏・金木利之・吉川昭吉郎]

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