(読み)コウ

デジタル大辞泉 「鉱」の意味・読み・例文・類語

こう【鉱〔鑛〕】[漢字項目]

[音]コウ(クヮウ)(呉)(漢) [訓]あらがね
学習漢字]5年
精錬してない金属。有用物質を含む岩石。「鉱業鉱山鉱石鉱物鉱脈原鉱採鉱探鉱鉄鉱
鉱山。「鉱夫炭鉱廃鉱
[補説]「礦」は通用字。
[名のり]かね

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精選版 日本国語大辞典 「鉱」の意味・読み・例文・類語

こうクヮウ【鉱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こうざん(鉱山)
    1. [初出の実例]「多くは沙金にて出、塊金にて出る鉱は甚少し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  3. こうせき(鉱石)〔稿本化学語彙(1900)〕〔司空図‐二十四詩品・洗煉〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鉱」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 13画

(旧字)鑛
23画

(異体字)
17画

[字音] コウ(クヮウ)
[字訓] あらがね

[説文解字]

[字形] 形声
声符は廣(広)(こう)。〔説文〕九下に字をに作り「銅鐡の樸石なり」、すなわち原鉱石の意とする。〔周礼、地官、人(こうじん)〕は金玉錫石の地を守り、その地に禁(呪禁)を施して、その原鉱を守ることを掌る。(黄)は樸石の色をいうもので、それが字の原義であろう。を字の初文とする説もあり、鉱石の象形字かと思われる。

[訓義]
1. あらがね、原鉱石。
2. 字はまた(こう)に作る。

[古辞書の訓]
名義抄〕鑛 アラカネ/ カナマリ/・礦 アラト・アラカネ・アラシ・コハシ/ カナマリ 〔字鏡集〕礦・ アラカネ・アカカネ・アラシ・アカシ・アラト・コハシ

[熟語]
鉱界・鉱区・鉱山鉱床・鉱井鉱璞・鉱夫・鉱脈
[下接語]
金鉱・原鉱・砕鉱・採鉱・精鉱・選鉱・粗鉱・炭鉱・探鉱・鉄鉱・銅鉱・廃鉱・貧鉱・富鉱・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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