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銙帯 かたい

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大辞林 第三版の解説

かたい【銙帯】

革帯かくたいの一種。表面に銙と呼ぶ、金・銀または玉石などの飾りを据え付けた。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

かたい【銙帯】

金・銀・玉・石の装飾板(銙)や垂飾を革帯または布帯にとりつけ,尾錠で締める腰帯の総称。本来は中央アジアや北方胡族の間に行われた服飾具であった。六朝の頃に中国に伝わり,動物や植物文様を透し彫した銙板を装着したものが盛行する。隋・唐時代には官人,貴族の服制として整い,品級や位階によって玉・金・銀・銅・鉄の5種の銙が定められた。日本では古墳時代の4世紀末に,竜文・心葉文をあしらった金銅製銙帯があらわれる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


かたい

古代の貴族階級が、公服着用のときに用いた革帯。もとは腰帯(こしおび)といわれ、黒漆塗りの革帯の後腰部分に(か)とよぶ金、銀または玉、石などの正方形または円形の飾り12個を並べて据え付けたもの。養老の衣服令では、五位以上金銀装、六位以下は烏油(くろぬり)といって、銅に黒漆を塗ったものをつけると定められている。平安時代以降は、玉や石のみを用いることとなって、石帯とか玉帯とよばれるようになった。帯は片端に(かこ)をつけ、他の端に革先金をつけて、必要な箇所に穴をあけ、具の刺金(さすが)を通し、締めて留めるようになっている。[高田倭男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の銙帯の言及

【帯金具】より

…漢王朝は周辺の胡族の王および有力豪族に,馬蹄形の金銀打出し文様のある帯の一端のみに鉸具がつく腰帯を服属の証として賜与した。これが原形となり三国・西晋の高級軍人のシンボルとしての銙帯(かたい)が登場する。それは鉸具のあとへ数枚の銙板をならべ,末端に蛇尾をつけたもので,銙板には扁舌状の環がつき,各金具には竜・虎文様を透し彫にする。…

※「銙帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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