事典 日本の地域ブランド・名産品「鍋島緞通」の解説
鍋島緞通[染織]
なべしまだんつう
久留米市で製作されている。江戸時代の17世紀末、佐賀の古賀清右衛門が、中国人から技術を習ったのが起源。緞通とは、植物染料で染めた木綿糸をたてばた式の織機で手織りしたもの。江戸時代には佐賀・堺・赤穂などで生産された。現在、九州地方では久留米で生産が続けられ、蟹牡丹・唐草文様などの伝統模様のもののほか、インテリア用の新しい製品も生産されている。福岡県特産民芸品。
鍋島緞通[染織]
なべしまだんつう
佐賀市で製作されている。江戸時代の元禄期、中国緞通の技法をもとに始まった。精巧で雅趣に富んでいたことから鍋島藩はその生産を奨励し、御用品として一般の売買を禁じた。明治以降、禁がとかれて発展した。佐賀県伝統的地場産品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報