降敷く(読み)フリシク

デジタル大辞泉 「降敷く」の意味・読み・例文・類語

ふり‐し・く【降(り)敷く】

[動カ五(四)]降って地面をむらなくおおう。「落ち葉が道に―・く」
[類語]散る落ちるこぼれる凋落ちょうらくする落葉する降る降りしきる降り募る降り込む降り籠める降り籠められるそぼ降る時雨れる降りみ降らずみぱらつくちらつく降り積もる積もる枯れるしおれるしなびる萎えるしぼむ末枯れる枯らす枯れ落ちる立ち枯れ霜枯れ冬枯れ枯死

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精選版 日本国語大辞典 「降敷く」の意味・読み・例文・類語

ふり‐し・く【降敷】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 あたり一面にむらなく降る。
    1. [初出の実例]「初雪は千重に布里之家(フリシケ)恋しくの多かるわれは見つつ偲はむ」(出典万葉集(8C後)二〇・四四七五)

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