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雉車 キジグルマ

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デジタル大辞泉の解説

きじ‐ぐるま【×雉車】

杉などの材で雉の形を作って彩色し、下に車をつけた郷土玩具。熊本県・福岡県のものが有名。

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大辞林 第三版の解説

きじぐるま【雉車】

松・杉などの材で雉の形を作り、彩色して下に車をつけた郷土玩具。熊本県や福岡県のものが有名。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雉車
きじぐるま

野鳥のキジの形につくり、車をつけた木製の郷土玩具(がんぐ)。九州地方にみられ子供がこれに紐(ひも)をつけて遊ぶ。産地は福岡、熊本、大分県を主に、佐賀、鹿児島にまでわずかながら分布。かつては約30か所の製作地があったが、すでに廃絶したものが多い。現在10か所たらずの地で製作、商品化されている。
 発生の起因については、木地屋もしくは平家落武者集落などの、山奥暮らしの生活と信仰からという説、神話伝説にキジが瑞鳥(ずいちょう)として登場するのにちなんだという説、帰化人などによる海外文化の渡来説、雉馬の呼称もあって、絵馬のような神前奉納の信仰説などがある。古くから土地の子供たちに親しまれてきた九州地方独特の玩具で、東北地方のこけしと対比される。江戸末期、全国の珍奇な品を収録した図誌『耽奇漫録(たんきまんろく)』にも雉車の彩色図がある。
 現在は産出地域、形態などにより、清水(きよみず)系、人吉(ひとよし)系、北山田系の3系統に分類される。清水系は、福岡県みやま市の清水観音の門前で売られるものが中心。紅、緑で彩色、背に鞍(くら)ようのものがあり、4個の車がついている。人吉系は、熊本県人吉市をはじめ球磨(くま)川流域の温泉、八代(やつしろ)市日奈久(ひなぐ)温泉で土産(みやげ)物につくられている。車は2個、赤、青色などを主調に強烈な色彩のものが多い。北山田系は、大分県玖珠(くす)町戸畑、山浦を中心とする県内各地でつくられる。車は2個、白木地を使い、彩色しないのが特徴である。[斎藤良輔]

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