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高見山地 たかみさんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高見山地
たかみさんち

三重県中部から奈良県東部にかけて東西に連なる山地。西は高見山から東は局 (つぼね) ヶ岳 (1029m) まで,約 25kmに及ぶ。最高峰は高見山 (1248m) 。高見峠から三峰 (みうね) 山までは三重・奈良の県境を形成。南麓櫛田川に沿う中央構造線に面し,比高約 200mの断層崖が屏風のように連なり,典型的な断層地形をなす。スギ,ヒノキの美林地帯で,山地の大部分は室生赤目青山国定公園に属する。

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デジタル大辞泉の解説

たかみ‐さんち【高見山地】

三重・奈良両県にまたがる山地。主峰高見山を中心に東西約40キロメートル、標高1000メートル前後の山が連なる。スギ・ヒノキの美林地帯で、冬の樹氷は有名。山地の西半分は室生(むろう)赤目青山国定公園の一部、東半分は赤目一志(いちし)峡三重県立自然公園に属する。奥宇陀(うだ)山地。

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世界大百科事典 第2版の解説

たかみさんち【高見山地】

奈良・三重県境中北部を東西に走る山地で,宇陀山地ともいう。主峰高見山(1249m)や三峰(みうね)山(1236m)など標高1000m級の峰が連なる。山地の南麓は断層地形を呈し,西南日本内帯外帯とに分ける中央構造線が通り,その構造谷を東へ櫛田川,西へ吉野川(紀ノ川)が流れる。北部には,近畿地方では珍しい孤立峰の火山群として知られる室生(むろう)山がある。高見山の山頂はとがっていて眺望がきき,紅葉や冬季の樹氷が美しい。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔三重県(奈良県)〕高見山地(たかみさんち)


三重・奈良両県境の中部を東西に走る山地。主峰の高見山(標高1248m)を中心に1000m級の山が連なる。主稜(しゅりょう)部の大半が室生赤目青山(むろうあかめあおやま)国定公園に属する。東西約30km。奥宇陀(おくうだ)山地、宇陀山地とも。中央構造線の北縁にあり、櫛田(くしだ)川と紀ノ(きの)川の分水界をなす。高見山南腹の高見峠は、古くから紀伊(きい)半島を横断する交通の要衝。江戸時代は伊勢(いせ)街道とよばれ、伊勢参宮参勤交代に利用された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高見山地
たかみさんち

三重県中西部、櫛田(くしだ)川上流の北側に東西に連なる山地。東の局(つぼね)ヶ岳(1029メートル)から西の高見山(1248メートル)まで延長約25キロメートルで、西半部の稜線(りょうせん)は三重・奈良の県境をなしている。この山地の南麓(なんろく)を、西南日本を内帯と外帯に分ける中央構造線の大断層が走り、比高約200メートルの急斜面が東西に屏風(びょうぶ)のように連なり、その前面にケルンコルの列が並び、断層崖(がい)とケルンコルの間にケルンバットが続く典型的な断層地形をみることができる。山地の西半部は室生赤目青山(むろうあかめあおやま)国定公園に、東半部は赤目一志(あかめいちし)峡県立自然公園に属し、登山、ハイキング、釣り、キャンプなどの適地が多い。[伊藤達雄]

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