電波監理審議会(読み)でんぱかんりしんぎかい

共同通信ニュース用語解説 「電波監理審議会」の解説

電波監理審議会

総務相諮問機関放送や通信行政に関係する問題を審議し、総務相に対し答申勧告などを行う。大学教授や弁護士ら5人の委員で構成され、原則として月1回開催する。委員は国会同意を得て総務相が任命する。総務相が出した処分に対する不服申し立てについての審査も行う。

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精選版 日本国語大辞典 「電波監理審議会」の意味・読み・例文・類語

でんぱかんり‐しんぎかい‥シンギクヮイ【電波監理審議会】

  1. 〘 名詞 〙 総務省(もと郵政省)の付属機関の一つ。電波および放送の規律に関する事務の公平で能率的な運営を図るため、総務大臣諮問に応じ、必要事項の調査審議を行なうとともに、電波法などに基づく総務大臣の処分に対する不服申立てについて審査、議決する機関。昭和二七年(一九五二)に総理府外局であった電波監理委員会に代わって設置された。

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百科事典マイペディア 「電波監理審議会」の意味・わかりやすい解説

電波監理審議会【でんぱかんりしんぎかい】

電波・放送の規正に関する事務の公平かつ能率的な運営を目的とする郵政省の付属機関。1952年設置。関係事項を調査・審議し,電波法・有線放送規正法に基づく郵政大臣の処分に対する異議申立を審査・議決する。

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世界大百科事典(旧版)内の電波監理審議会の言及

【電波監理委員会】より

…しかし52年4月政府の行政機構改革で廃止が決まり,廃止当日の同年7月31日,初のテレビジョン放送局予備免許を日本テレビに付与し,NHKとラジオ東京には保留する決定を行って消滅し,話題を呼んだ。その所掌事務は同年8月1日から郵政省の電波監理局(現,電気通信局)の所管となり,同時に郵政大臣の諮問機関として電波監理審議会が設置された。【内川 芳美】。…

※「電波監理審議会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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