コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

霊魂信仰 レイコンシンコウ

3件 の用語解説(霊魂信仰の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

れいこん‐しんこう〔‐シンカウ〕【霊魂信仰】

霊魂の存在を信じ、肉体的死ののちも存続して人間や事物に影響を及ぼすものとしてこれを崇拝したり、おそれたりすること。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

れいこんしんこう【霊魂信仰】

肉体を離れた霊魂の存在を信じ、その影響をおそれて、これをまつること。例えば、平安時代の御霊ごりよう信仰など。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

霊魂信仰
れいこんしんこう

霊魂の存在を信じること。また霊魂に関する観念と行為の総称。一般に霊魂信仰は宗教体系全体のなかで中心的な位置を占めている。人類学者タイラーは万物に霊魂が宿るとする信仰をアニミズムと命名し、宗教の原初形態であると唱えた。今日、そのような進化主義的な解釈については疑問視されているが、ほとんどの社会で物質的存在とは別の霊魂の存在が信じられていることは確かである。霊魂は大きく人間の霊魂と他の霊魂に分けられる。前者には生者の霊魂(生霊)と死者の霊魂(死霊)があり、後者には動物霊、植物霊があるほか、山や川や岩などの非生物体にもしばしば霊魂の存在を認める。さらに日本の言霊(ことだま)のように非物質的なものにも霊魂ないし超自然的な力の存在を信じる場合もある。一般に霊魂はその宿主とは独立の存在で、ときに宿主から遊離すると考えられ、夢はそのような遊離霊の経験であるとされることが多い。北アジアのシャーマニズムでは、シャーマンの魂は儀礼中にその肉体を離れて天上界や地下界を飛翔(ひしょう)するといわれる。ただし普通の人間が魂を失うと病気になったり死ぬと信じられていることが多く、シャーマンが行う病気治療法の一つは、そのような紛失した霊魂を捜し出し患者の体に戻してやることである。メキシコの南部では、子供が転ぶと魂が落ちてしまうと考え、子供が転ぶと親はすぐ子供の耳たぶをつまみ、魂が落ちるのを防ぐ。また中米のインディオには、人間と特定の動物が魂を共有しているとする信仰がしばしばみられ、その相手の動物が死ぬと人間のほうも死ぬとされる。人間の霊魂が他の人間に害を及ぼすとする生霊信仰もときにみられる。日本では平安時代の文献に記されているほか、つい最近、あるいは今日まで、飛騨(ひだ)地方のごんぼだね(牛蒡種)、沖縄のイチジャマ信仰など、特定地域に生霊信仰が根強く残り、しばしばそのような霊力は血筋ないし家筋をたどって伝わるとされる。[板橋作美]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

霊魂信仰の関連キーワード心霊主義精霊崇拝空界心霊肉体的耳を信じて目を疑う六親降神説蘇す霊魂不滅

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

霊魂信仰の関連情報