非接触型ICカード(読み)ひせっしょくがたあいしーかーど

日本大百科全書(ニッポニカ)「非接触型ICカード」の解説

非接触型ICカード
ひせっしょくがたあいしーかーど

読み取り装置に近づけるだけで、IC集積回路チップに入っているデータのやりとりができるICカードのこと。読み取り装置から電磁誘導により電力が供給され、無線通信によりデータが交換される。

 国際規格ISO14443に沿っていくつかの方式が規格化されており、日本では日本ICカードシステム利用促進協議会(JICSAP)や日本鉄道サイバネティクス協議会により規格化されている。

 ICカードは、従来の磁気カードに比べて内蔵できる情報量が格段に多く、これを読み取り装置と非接触とすることで、さらに利便性が高まっている。

 JR東日本のSuica(スイカ)などもこの非接触カードであり、その他、公共の施設や企業の入退室管理などにも非接触カードの利用が広がっている。ソニーが開発した非接触ICカード技術の一つが「FeliCa(フェリカ)」で、NTTドコモの「おサイフケータイ」をはじめ、FeliCaチップを内蔵した携帯電話も各メーカーから発売されており、ネット上での入金やチケット購入等のサービスが広まりつつある。

[編集部]

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知恵蔵「非接触型ICカード」の解説

非接触型ICカード

データの読み書きを無線技術で行うICカード。カード側にメモリーや無線機能を内蔵したICが埋め込まれており、外部からデータの読み書きが可能。ICを駆動するための電力も、電磁誘導や電波によってリーダー・ライターから提供される。金属接点を必要としないことから、破損しにくく、読み書き時に位置合わせを必要とせず高速に利用できるメリットがある。Suica(スイカ)に代表される交通機関の乗車カード、クレジットカード、電子マネー、電子認証用のIDカード、販売店のポイントカードなどのほか住民基本台帳カードの一部でも利用されている。乗車カード+電子マネー+ポイントカードのように、複数の機能を1枚のカードに持たせることも可能である。

(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

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ASCII.jpデジタル用語辞典「非接触型ICカード」の解説

非接触型ICカード

機械的な接触を通さずにデータを読み書きするICカード。アンテナが内蔵されており、微弱な電波を利用してリーダー/ライター端末と無線でデータの交信する。端末にカードをかざすと、料金の支払いができるEdyやSuica、おサイフケータイなどの電子マネー、ビルや施設の入退室管理に使われるIDカードなどは、この方式が採用されている。内蔵されているチップを非接触ICチップと呼ぶ。なお、機械的な接触を通してデータを読み書む場合は接触式と呼ぶ。

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IT用語がわかる辞典「非接触型ICカード」の解説

ひせっしょくがたアイシーカード【非接触型ICカード】

情報の読み書きを非接触で行うICカード総称。カード内部にアンテナを内蔵し、外部からの電波を利用してデータの送受信を行うため、端子などの物理的な接触を伴わない。交通機関の乗車券や定期券、電子マネーなどに利用される。JR各社の「Suica(スイカ)」「ICOCA(イコカ)」「TOICA(トイカ)」や関東地方と近県の鉄道・バス路線で使われる「PASMO(パスモ)」などがある。◇「非接触ICカード」「非接触式ICカード」ともいう。

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デジタル大辞泉「非接触型ICカード」の解説

ひせっしょくがた‐アイシーカード【非接触型ICカード】

non-contact type IC cardICカードの一。カード内部にICLSIのほかにアンテナを内蔵し、電波を利用して各種データの送受信をする。交通機関の乗車券やプリペイドカード電子マネー、身分証などに利用される。→接触型ICカード

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