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面疔 メンチョウ

百科事典マイペディアの解説

面疔【めんちょう】

顔面に生ずる【せつ】または(よう)をいう。鼻,前額,上口唇(こうしん),頬(ほお)などに多発し,進行すると脳膜炎を起こすため恐れられていたが,現在は抗生物質の早期投与によりそのおそれはほとんどなくなった。

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大辞林 第三版の解説

めんちょう【面疔】

顔面にできた癤せつ。口の周囲・額・鼻などにできやすく、かつては炎症が頭蓋内に及んで脳膜炎などを起こすことが頻繁にあり、恐れられた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

面疔
めんちょう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

面疔
めんちょう

顔に生じた(せつ)を面疔または顔面といい、ほかの部位のものより重症と考えられている。皮膚と骨との間の余裕の少ない額やこめかみでは痛みが強く、瞼(まぶた)や口の周囲では腫(は)れがひどくなり、目がふさがったり、口があけられなくなることがあり、食事や会話などのたびに動かされて安静が保ちがたく、静脈炎や髄膜炎をおこしやすいとして恐れられたが、抗生物質療法の進歩した現在では重症例は少なくなった。[野波英一郎]

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世界大百科事典内の面疔の言及

【癤】より

…これが破れて排膿すると急速に治癒するが,ときに発熱,所属リンパ節炎を併発することもある。かつては顔面に生じたものを面疔と呼び,とくに中央部に生じると血行を介して脳膜炎を起こす危険があるため注意されたが,強力な抗生物質の出現により,あまり問題にならなくなった。また癤が身体各所につぎつぎと生じ,長期間がんこに続く状態を癤腫症というが,これは免疫力低下,新陳代謝異常,副腎皮質ホルモン長期投与などの基礎因子のうえに起こると考えられている。…

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