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ヨウ

デジタル大辞泉の解説

よう【×癰】

皮膚や皮下にできる急性腫れ物。癤(せつ)の集合型で、隣接するいくつかの毛包に黄色ぶどう球菌が感染して化膿(かのう)したもの。うなじ・背中にできることが多く、高熱激痛を伴う。

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百科事典マイペディアの解説

癰【よう】

皮膚の化膿性炎症で,近接する数ヵ所の毛嚢(毛包)や脂腺が同時に化膿するもの。【せつ】蜂巣(ほうそう)織炎の中間の状態といえる。治療は【せつ】に準じる。
→関連項目面疔

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家庭医学館の解説

よう【癰 Carbuncle】

[どんな病気か]
 癤(せつ)は1つの毛孔(もうこう)の化膿(かのう)ですが、癰は癤より深い部分が感染して始まるため、複数の毛孔部をまとめておかします。原因はやはり黄色(おうしょく)ブドウ球菌(きゅうきん)の感染です。
[症状]
 くびのうしろ、肩、臀部(でんぶ)、大腿(だいたい)(太もも)など、皮膚の緊張が強いところによくできます。癤と異なり、半球状に盛り上がります。最初は鈍い痛みですが、やがて激しい痛みをともないます。盛り上がりは、最初は赤く張りきって硬いのですが、進行とともに軟らかくなり、表面の複数の毛孔が膿(うみ)をもった点になります。やがて表面の一部に穴があいて膿が流れ出し、最後は破壊された組織が排出され、治っていきます。
[治療]
 からだがだるい、熱が出るなどの重症例では強力な抗生物質を注射します。癰を切開して膿を出すのは患部が軟らかくなってからです。これは、硬いうちに切開すると病気が広がるためです。
 日常生活では安静にし、とくに癰がくびにできた場合は、今日でも注意深い養生が必要です。膿汁(のうじゅう)については、癤の場合と同様の注意をしてください。
 糖尿病などの基礎疾患の有無を検査してもらうこともたいせつです。

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世界大百科事典 第2版の解説

よう【癰 carbuncle】

数個以上の近接した毛包に黄色ブドウ球菌が感染して化膿性炎症が生じたもの。集合性の(せつ)と考えられているが,癤が毛包から皮下組織へと炎症が進むのに対し,逆に皮膚深層に初発変化が起こって表層へと波及してくるものもある。発赤と腫張が著しい隆起性局面を生じ,その上に点々と膿栓を生じる。疼痛が著しく,悪寒や発熱などの全身症状をも伴う。中年以後の男子の項背部に好発し,基礎に糖尿病があることが多い。治療は癤に準じ,抗生物質の服用と局所の安静を原則とする。

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大辞林 第三版の解説

よう【癰】

黄色ブドウ球菌が原因で起こる隣り合った数個以上の毛包の化膿性炎症。その部分は赤く盛り上がり、痛み・発熱を伴う。 → せつ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


よう

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