面食らう(読み)メンクラウ

デジタル大辞泉 「面食らう」の意味・読み・例文・類語

めん‐くら・う〔‐くらふ〕【面食らう/面×喰らう】

[動ワ五(ハ四)]突然の事に驚きとまどう。まごつく。「不意の指名にすっかり―・う」
[類語]あわてるうろたえるまごつく狼狽周章騒ぐ周章狼狽慌てふためく右往左往取り乱す度を失う泡を食う一泡吹かせるじたばたあたふた

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「面食らう」の意味・読み・例文・類語

めん‐くら・う‥くらふ【面喰】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 突然のことで、あわてふためく。おどろきまごつく。狼狽(ろうばい)する。
    1. [初出の実例]「此様(こんな)のが五六人も居ては眩暈(メンクラ)ッちまひます」(出典落語・阿七(1890)〈三代目三遊亭円遊〉)
    2. 「何を面啖(メンクラ)ったか知らねえが」(出典:湯島詣(1899)〈泉鏡花〉七)

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