慌てふためく(読み)アワテフタメク

デジタル大辞泉 「慌てふためく」の意味・読み・例文・類語

あわて‐ふため・く【慌てふためく】

[動カ五(四)]思いがけない物事に出会って、落ち着きを失ってうろうろする。うろたえる。「不意の来客に―・く」
[類語]慌てるうろたえるまごつく面食らう狼狽周章周章狼狽騒ぐ右往左往取り乱す度を失う泡を食う一泡吹かせるじたばたあたふた目まぐるしい忙しいせわしいせわしない気ぜわしい慌ただしいきりきり舞い東奔西走てんてこ舞い多忙繁忙繁多繁劇多事多端多用繁用席の暖まるいとまもない猫の手も借りたいそそくさせかせか性急拙速多端忙殺怱忙そうぼう倥偬こうそう怱怱そうそう大忙し取り紛れる手が塞がる目が回る応接にいとまがないあくせくこせこせばたばたせっかち気早気早い大わらわ貧乏暇無し甲斐甲斐かいがいしいそわそわ動き回るちょこまかうそうそ倉卒押せ押せてんやわんややいのやいの

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精選版 日本国語大辞典 「慌てふためく」の意味・読み・例文・類語

あわて‐ふため・く【慌ふためく】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 あわてて立ち騒ぐ。あわてて、ばたばたする。あわてはためく。
    1. [初出の実例]「あはてふためき、走るともなく、たをるる共なく」(出典:平家物語(13C前)三)
    2. 「時の声に驚いて周章翊(アハテフタメ)く処へ」(出典太平記(14C後)一八)

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