精選版 日本国語大辞典 「頭下」の意味・読み・例文・類語
あたま‐くだし【頭下】
- 〘 名詞 〙
- ① 水やほこりなどを頭の上から浴びせること。
- [初出の実例]「頭上━尺土、あたまくだし塵ほこりだぞ」(出典:松ケ岡本人天眼目抄(1471‐73)上)
- ② 出だしからそのまま続けて物事をすること。歌などを出だしから句切れなしに詠むこと。
- [初出の実例]「今程はあたまくだしによまぬ歌をば、かやうに難ずるなり」(出典:東野州聞書(1455頃)一)
- ③ =あたまごなし(頭━)
- [初出の実例]「学人の軽重によって呵々大咲しつあたまくだし罵(のり)打つ扣つ色々したぞ」(出典:史料編纂所本人天眼目抄(1471‐73)一)