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額田今足 ぬかだのいまたり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

額田今足
ぬかだのいまたり

平安時代初期の明法家。明法博士,外従五位下。従来の『養老令』の解釈が,人により異同があって,そのいずれをとるべきか判断に苦しむ場合が多いところから,天長年間 (824~834) これらの解釈と適用の統一を上申した。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

額田今足 ぬかたの-いまたり

?-? 平安時代前期の官吏。
天長3年(826)明法博士(みょうぼうはかせ)のとき,混乱していた当時の律令解釈を統一するよう建言。この建言は,10年「令義解(りょうのぎげ)」となって実現した。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

額田今足

生年:生没年不詳
平安初期の 明法家。もと額田国造,天長(824~834)初年ごろ額田宿禰に改姓。弘仁13(822)年,従六位下から外従五位下に昇進。天長3(826)年明法博士として,混乱をさけるため律令の解釈を「公定」すべきことを提案,その結果,同10年に至りはじめての官選注釈書『令義解』が選修された。もっとも今足自身がかかわった形跡がないのはこれ以前に没したためか。『養老令』の私選注釈書『令集解』には「額大夫」「額説」として今足の解釈が引用されており,当時の代表的な明法博士であったことが知られる。なお『三代実録』に載る明法博士額田今人と同一人物とみる意見もあるが,確定できない。

(瀧浪貞子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

ぬかたのいまたり【額田今足】

平安初期の法律家。生没年不詳。822年(弘仁13)外従五位下に昇叙され,829年(天長6)従五位下となる。822年ころ明法道の教官である明法博士に在任し,826年ころにも明法博士を帯びていた。田租束積に関する明法勘文が《政事要略》にみえ,《法曹類林》や《令集解》にもその明法意見が採られている。826年ころ,当時乱れていた律令の解釈の統一を要望する献策を行い,《令義解(りようのぎげ)》の官撰をみるに至った。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

額田今足
ぬかたのいまたり
(生没年未詳)

平安前期の法律学者。822年(弘仁13)外従五位下(げじゅごいのげ)に昇叙。時に明法(みょうぼう)博士であった。826年(天長3)まで姓は額田国造(くにのみやつこ)、829年従五位下に叙され、このときには額田宿禰(すくね)を称している。826年の官符によると今足は、律令条文は簡略ゆえ先学の説によらなければ理解が通じないが、諸説が異なって混乱が生じているので「令律問答私記」を撰んで正しい解釈を示すことを上申した。これは833年『令義解(りょうのぎげ)』として結実したが、完成以前に死去したようである。今足の勘文(かんもん)が『政事要略』『法曹類林(ほっそうるいりん)』などにみえ、『令集解(りょうのしゅうげ)』の「額」説は今足の私記とみなされている。[柴田博子]
『新野直吉著「額田国造今足をめぐって」(『日本歴史260』) ▽所功著「『令義解』撰者伝」(『史正 10』)』

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