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額面増資 がくめんぞうし

世界大百科事典 第2版の解説

がくめんぞうし【額面増資】

株式会社は増資をするに際して新株を発行するが,新株の発行価額券面額とする(額面発行)増資を額面増資という。これに対して,新株の発行価額を時価とする増資を時価発行増資,額面よりは高いが時価よりは低いある価格にする増資を中間発行増資という。証券市場に上場している会社のほとんどは券面額を50円と定めている。上場株式の時価はおおむね券面額を上回っているので,額面増資は新株の引受人に有利な増資である。株主以外の者にとくに有利な価額で新株を発行することを強く制限している商法の規定(280条ノ2)により,額面増資は株主割当増資となるのが通例である。

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世界大百科事典内の額面増資の言及

【増資】より

…株主割当増資の手順は,(a)取締役会で増資を決議,(b)一定の日(割当日)を定め,その日の株主名簿に記載されている株主に対し所有株数に応じて新株を割り当てる,(c)一定期日(株式申込期日)までに株式の申込みをしないときは新株引受権がなくなる旨を株主に通知し,(d)申込期日までに申込みのなかった株式および割当ての結果1株未満の割当不能の端数株式は切り捨てることができるが,通常は公募の方法で株金を徴収し全額の払込みが完了する。新株式の発行価額は額面株式においては額面金額を下回ることができないので,額面価額にする(額面発行という)ことが一般的であるが(このため額面増資という言い方もある),最近では額面価額と時価の中間価額で発行する中間発行増資もある。 公募増資(時価発行増資)は,時価を基準に発行価額を定め,株主を広く公募するものである。…

※「額面増資」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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