飯高寺(読み)はんこうじ

日本歴史地名大系 「飯高寺」の解説

飯高寺
はんこうじ

[現在地名]八日市場市飯高

城下ねごやにある。妙雲山と号し、日蓮宗本尊は十界諸尊。法輪ぽうりん寺とも称する。飯高いいだか檀林と通称され、関東八檀林の一で、根本檀林であった。開創年代は未詳であるが、天正元年(一五七三)飯塚光福いいづかこうふく寺で日統が講筵を開き、同七年日生がその後を継承した。同一九年身延山久遠くおん寺の日新徳川家康武運長久を修した功により飯高の城跡を檀林の地として与えられ、飯高村内に朱印三〇石を寄進された(御朱印帳など)。その後学寮などの建設が進み、慶長元年(一五九六)京都から学匠日尊を招いて開山とした(飯高学校由緒・由緒明細書)家康側室であった養珠院の発願で大講堂・妙見二社・七面一社が建立されたほか、徳川頼房らからも寄進を受けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「飯高寺」の解説

飯高寺

千葉県匝瑳市にある日蓮宗の寺院。1580年頃、学問修道場として創建。講堂、鐘楼などは国の重要文化財に指定されている。

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