駄菓子屋(読み)だがしや

世界大百科事典 第2版の解説

だがしや【駄菓子屋】

駄菓子をあきなう店。駄菓子は安価な材料を使った粗製の菓子のことで,《続飛鳥川(ぞくあすかがわ)》によると18世紀後半の江戸では,板おこし,だるま糖,栗焼,ニッケイ糖,大ころばしなどが代表的なものだった。いずれも内容ははっきりしないが,黒砂糖を使ったおこしやあめの類が多かったようである。それらをどこの町でも番太郎が副業として,わらじ,鼻紙もぐさろうそくなどの荒物(あらもの)とともに番小屋であきなっていた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

だがし‐や ダグヮシ‥【駄菓子屋】

〘名〙 駄菓子を作ったり売ったりする家。また、その人。駄菓子店。
洒落本傾城買四十八手(1790)やすひ手「だぐゎしやのしちりんを見るやうだ」
[語誌]原型は近世における番小屋といういわば公共的な空間で、番太郎(木戸番)の副業として商われていた。そこでは黒砂糖や値段の安い材料で作る菓子が売られ、文化・文政期(一八〇四‐三〇)に発達した。

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