高エネルギー結合(読み)コウエネルギーケツゴウ

百科事典マイペディアの解説

高エネルギー結合【こうエネルギーけつごう】

加水分解によって大量の自由エネルギー(1モル当り6kcal以上)を遊離するリン酸結合。ATPADPにおけるリン酸基同士,クレアチンリン酸,アルギニンリン酸におけるリン酸基とグアニジン基との結合など。生体内のエネルギー代謝,貯蔵に重要な役割を果たす。(図)
→関連項目ホスファゲンリップマン

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世界大百科事典 第2版の解説

こうエネルギーけつごう【高エネルギー結合 high‐energy bond】

ある化合物の特定の結合が加水分解される際に,多量の自由エネルギーが放出される性質があるとき,そのような物質を高エネルギー化合物,その結合を高エネルギー結合と呼ぶ。構造式中に~でその所在を示す場合がある。生体物質の中で重要なものにはATP(アデノシン三リン酸)のピロリン酸結合,アセチルリン酸のアシルリン酸結合,ホスホエノールピルビン酸のエノールリン酸結合,クレアチンリン酸のグアニジンリン酸結合などリン酸化合物が多く,これらの物質(または結合)を特に高エネルギーリン酸化合物(または結合)という。

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