高潔(読み)コウケツ

デジタル大辞泉 「高潔」の意味・読み・例文・類語

こう‐けつ〔カウ‐〕【高潔】

[名・形動]人柄がりっぱで、利欲のために心を動かさないこと。また、そのさま。「高潔の士」「高潔な人柄」
[派生]こうけつさ[名]
[類語]潔い潔癖堂堂正正堂堂潔白清純純潔廉直清廉廉潔貞潔毅然きっぱり断固断然断じて頑として屹度きっとびしびし心を鬼にする

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精選版 日本国語大辞典 「高潔」の意味・読み・例文・類語

こう‐けつ カウ‥【高潔】

〘名〙 (形動) けだかくて、けがれのないこと。人柄が立派で潔いこと。また、そのさま。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)一「高潔(カウケツ)公忠の字は何れも伝の中にはなけれども」
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「又品性の高潔な公共心の厚い好箇の青年実業家として」 〔漢書‐馬宮伝〕

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普及版 字通 「高潔」の読み・字形・画数・意味

【高潔】こう(かう)けつ

気高く清らか。人にも風景にもいう。宋・欧陽脩〔酔翁亭記〕風霜高、水ちて石出づるは、山四時なり。

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