潔白(読み)ケッパク

デジタル大辞泉 「潔白」の意味・読み・例文・類語

けっ‐ぱく【潔白】

[名・形動]
心や行いがきれいなこと。後ろ暗いところがないこと。また、そのさま。「身の潔白を証明する」「潔白な人」「清廉潔白
清潔でよごれのないこと。真っ白なこと。また、そのさま。
一顆ひとつは―にして、一顆は青し」〈読・弓張月・続〉
[派生]けっぱくさ[名]
[類語]潔い潔癖堂堂正正堂堂高潔清純純潔廉直清廉廉潔貞潔毅然きっぱり断固断然断じて頑として屹度きっとびしびし心を鬼にする綺麗清い清らか清潔清浄せいじょう・しょうじょう清澄清冽せいれつ清麗無垢むく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「潔白」の意味・読み・例文・類語

けっ‐ぱく【潔白】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 清くて白いこと。清潔でよごれのないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「潔白因逢立。汚玄以染成」(出典:経国集(827)一三・旧邑対雪〈平城天皇〉)
    2. [その他の文献]〔南史‐王茂伝〕
  3. 心が汚れていないこと。また、心にうしろ暗いところがないさま。
    1. [初出の実例]「父の平生潔白なる人であるを、今受百金たらば父をけがすであらうぞ」(出典史記抄(1477)一三)
    2. [その他の文献]〔漢書‐匡衡伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「潔白」の読み・字形・画数・意味

【潔白】けつぱく

清い。〔呂覧、離俗〕布衣人臣の行、にして繩(じよう)に中(あた)り、(いよいよ)窮して榮ゆ。死すと雖(いへど)も、天下之れを高しとす。

字通「潔」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android