断じて(読み)ダンジテ

デジタル大辞泉 「断じて」の意味・読み・例文・類語

だんじ‐て【断じて】

[副]
何が何でも。必ず。断固として。「断じてやり遂げてみせる」
(あとに打消しの語を伴って)どうしても。決して。「断じて許せない」
[類語](1潔い潔癖堂堂正正堂堂高潔潔白清純純潔廉直清廉廉潔貞潔断固きっぱり断然毅然頑として屹度きっとびしびし心を鬼にする/(2決して絶対にゆめゆめゆめ金輪際

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精選版 日本国語大辞典 「断じて」の意味・読み・例文・類語

だんじ‐て【断て】

  1. 〘 副詞 〙
  2. ( 肯定表現を伴って ) きっぱりと。思いきって。何がなんでも。
    1. [初出の実例]「断じて其商売を止む可きなり」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉二)
  3. ( 否定表現を伴って ) 決して。どうしても。
    1. [初出の実例]「一家破産の時、大勢の僕婢はそれぞれ暇を出したが、此お重のみは断じて動かない」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一)

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