清廉(読み)セイレン

デジタル大辞泉 「清廉」の意味・読み・例文・類語

せい‐れん【清廉】

[名・形動]心が清らかで私欲がないこと。また、そのさま。廉潔。「清廉の士」「清廉人物
[類語]潔い潔癖堂堂正正堂堂高潔潔白清純純潔廉直廉潔貞潔毅然きっぱり断固断然断じて頑として屹度きっとびしびし心を鬼にする

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精選版 日本国語大辞典 「清廉」の意味・読み・例文・類語

せい‐れん【清廉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 心が清く私欲のないこと。行ないがいさぎよく、私利私欲をはかる心がないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「性識清廉雖時務、而蓄銭乏少、不六貫」(出典続日本紀‐和銅六年(713)三月壬午)
    2. 「清廉と云は、外の賄賂内の財貨更に心に不付して、世人の難行所に卓爾と立ちて更に不屈」(出典:山鹿語類(1665)二一)
    3. [その他の文献]〔荘子‐説剣〕

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普及版 字通 「清廉」の読み・字形・画数・意味

【清廉】せいれん

正しくて廉潔。〔漢書、王吉伝〕吉より(孫)崇に至るまで、世に名あり。~餘財を畜積せず。位を去りて家居し、亦た布衣す。

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