断固(読み)ダンコ

デジタル大辞泉 「断固」の意味・読み・例文・類語

だん‐こ【断固/断×乎】

[ト・タル][文][形動タリ]周囲状況意見に左右されないさま。態度などがきっぱりとしているさま。「―として反対する」「―たる決意
[副]に同じ。「―拒否する」
[類語]潔い潔癖堂堂正正堂堂高潔潔白清純純潔廉直清廉廉潔貞潔きっぱり断然毅然断じて頑として屹度きっとびしびし心を鬼にする無理遣り無理強いて敢えて努めてできるだけ極力なるたけなるべく可及的必ず絶対是非何としてもどうしても何がなんでも是が非でも押してたってどうぞどうかくれぐれも願わくはなにとぞなんとかまげてひとつ必死誓っててっきり違いないはず決まってすなわち否が応でも否でも応でもいやでもいやとも是非とも無理算段無理無体無理押し無理強制的強引強気強行独断独断的理不尽強硬頑強問答無用強要力尽く力任せ腕尽くごり押し一刀両断横柄威圧的否応無し横紙破り横紙を破る有無を言わせず腕力に訴える横車を押す押し付けがましいねじ伏せる首に縄を付ける遠慮会釈もない遠慮高圧的高飛車頭ごなし押し通す押し付ける一方的豪腕求めて奮って積極的自発的能動的意識的主体的意図的意欲的精力的自主的活動的好んで進取前向きわざわざわざとことさら乗り気進んで我勝ち我先我も我も喜んで喜ぶしゃかりきしゃにむにどしどしアクティブアグレッシブポジティブ自ら手ずから直直じきじき直接直接的じか身を以てダイレクト故意作為作為的未必の故意えいやっと我劣らじとわざとらしいむに止まれぬ及ばずながら献身的思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰本腰を入れる入れ込むひたむきもろにもろ正面真ん前前方向かい真向かい真向き真っ向真正面真面まおもてじかちょく単刀直入率直露骨ずばりざっくばらんずけずけあけすけストレート歯にきぬ着せぬてきめんまとも矢面やおもて差し向かい相対あいたいたいあからさまあらわむき出し赤裸赤裸裸公然ずばずばえげつないフランクきっぱり開けっ放し開けっ広げ不躾ぶしつけ身もふたもない

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精選版 日本国語大辞典 「断固」の意味・読み・例文・類語

だん‐こ【断固・断乎】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「固」は「乎」の書き換え ) 物事に対処したり意見を主張したりするときなどに、態度をきっぱりとするさま。また、周囲の反対などをおしきってあえてするさま。断断乎。断然。
    1. [初出の実例]「断乎として之を行ふ、其胆力亦た大ならずや」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)

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