心を鬼にする(読み)ココロヲオニニスル

デジタル大辞泉 「心を鬼にする」の意味・読み・例文・類語

こころおにに◦する

かわいそうだと思いながら、厳しい態度をとる。「子供将来のために―◦してしかる」
[類語]潔い潔癖堂堂正正堂堂高潔潔白清純純潔廉直清廉廉潔貞潔断固きっぱり断然毅然断じて頑として屹度きっとびしびし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心を鬼にする」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 鬼(おに)にする

  1. 気の毒に思いながら、わざとつれなくする。情にほだされながら、あえて非情にふるまう。
    1. [初出の実例]「鬼夜叉げにと点頭(うなづき)て、今ぞ心を鬼にしつ、閃す刀の下に、二人が首は落てけり」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)

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